童蒙酒造記

元禄時代初期の酒造技術書「童蒙酒造記」に清酒に米焼酎を加える「柱焼酎」という技法の記述があります。米焼酎を加えることにより醗酵中の変質や、出来上がった酒の劣化を防止したといわれています。これを「童蒙酒造記」では「味がしゃんとし、足強く候」と表現しています。

技法

金升朱ラベルはこの柱焼酎の技法にならい、自社で蒸留した米焼酎を清酒もろみに添加し上槽(しぼる)した、柱焼酎仕込の清酒です。清酒は一般的にしぼる直前に醸造アルコールを添加して上槽します。醸造アルコールの添加により、もろみの中の香りやうまみを清酒により多く引き出すことができます。(清酒もろみの中の香りやうまみは半分以上が酒かすに吸着されてしまうといわれています。)

原料

醸造アルコールは連続式蒸留アルコールとも呼ばれ、その原料は必ずしも米ではありません。柱焼酎仕込で使用する米焼酎は100%米を原料とした焼酎です。米を原料とした清酒には米から造った米焼酎が合うのではないかと考えました。 原料米は新発田産「越淡麗」60%精米。飯豊山系の伏流水を仕込水に醸造しました。

お料理と

雪に包まれた酒蔵でゆっくりと低温長期醗酵を行い、軽快で穏やかな香りと滑らかでキレの良い味わいの最高の食中酒です。お料理と一緒にお飲みいただくと、金升朱ラベルはお料理のおいしさをいっそう引き立て、またお料理によってお酒の味わいもよりいっそう引き立ちます。

冷やしても、ぬる燗でもおいしくお召し上がりいただけます。 期間限定で平成27年産の新酒を生貯蔵原酒でお届けします。

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